美尻トレーニング
最近では、女性らしいシルエットを求めてお尻のトレーニングを行う方が増えてきています。
お尻のトレーニングを行うメリット
お尻のトレーニングには、外見をよくする以外にも大きなメリットがあります。
お尻のトレーニングでは、「大殿筋」「中殿筋」「ハムストリング」の主に3つの筋肉を鍛え、それぞれに働きや特徴が異なります。
ハムストリングスに関しては「お尻の筋肉」とは少し違うのですが、お尻を鍛える際に欠かせない部位になりますので追加しました。
●大殿筋
お尻の中で最も大きな筋肉。
上半身と下半身の動きをつなぐ役割があります。
立つ、歩く等の日常生活の動きやシルエットにも大きな影響を及ぼします。
●中殿筋
お尻の横側にある三角形の筋肉。歩く、走る等片足になる際に、この中殿筋が力を発揮し、身体を支えバランスを保ちます。
骨盤を安定させる働きもあり、機能低下を起こすと典型的な腰痛になるため注意が必要です。
●ハムストリング
裏ももの3つの筋肉(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)の総称です。
歩く、立つ等の日常生活の動きや姿勢、シルエットに大きな影響を及ぼします。
お尻を鍛えるメリットは?
では、お尻を鍛えることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
●ヒップアップ効果で見た目の改善
お尻のトレーニングを行うことでお尻周りが引き締まって見え、一緒に鍛える裏ももの筋肉も無駄な脂肪が落ちて引き締まるので「美脚効果」があります。
また、骨盤の位置や姿勢を意識しながらメニューを組んでいくことで上記のようなメリットをより大きな効果へと生み出します。
●基礎代謝の向上で太りにくい体質へ
お尻の筋肉を鍛えるということは、筋肉量を増やすことになります。
筋肉量と基礎代謝には密接の関係があるため、筋肉量が増えるとそれに伴って基礎代謝が高まります。
また、お尻の筋肉や裏ももの筋肉は大きな筋肉であるため、小さな筋肉よりも基礎代謝は高まりやすいです。
●ヘルスケア
女性の健康という部分では「骨粗鬆症」や「ホルモンバランスの崩れ」等はかなり重要です。
お尻のトレーニングで行う下半身のトレーニングには骨粗鬆症の予防の骨密度に良い影響があります。
また、筋トレは女性ホルモンバランスの維持に良いとされています。
お尻を鍛える注意点
お尻はほかの筋肉に比べて鍛えづらいといわれておりますので、その注意点を紹介します。
●前ももや腰ばかりに効いてしまう
ご自分でトレーニングをされている方の中にも、このような方は多いのではないでしょうか。
お尻の筋トレでメインで動くはずの「股関節」が動かずに、腰や膝の関節が補って動いていることが考えられます。
例えば、お尻を鍛えるためにスクワットをする場合、「胸を張ろうという意識」が強いスクワットでは、股関節は動かず(お尻が後ろに引けないため)前ももに効きやすいフォームになってしまいます。
スクワットとしては間違えではないのですが、目的がお尻のトレーニングであればやめた方が良いでしょう。
遠回りせずに、正しいトレーニングを
お尻鍛えることは「女性らしいシルエットの良さ」「基礎代謝の向上」「ヘルスケア」につながります。
ただお尻の筋肉を使うことは難しいです。
クライアントの方で多いのは、自分でトレーニングをしていて前ももばかり太くなってしまったケースです。
一度ついてしまった余分な筋肉やトレーニングの癖は改善するのが難しいです。
遠回りせずに「美尻・美脚」になるためにも、最初だけでもパーソナルトレーナーを付けてのトレーニングをおすすめします。